こんにちは、『階段輪舞』の福田です。
今回は、まるで空中に浮かんでいるようなおもしろい階段についてご紹介したいと思います。
空中浮遊が体験できる階段とは、どのようなものなのでしょうか?
どのように作られているのでしょうか?
そして、どんな効果やメリットがあるのでしょうか?
それでは、早速見ていきましょう。
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空中浮遊する階段とは?
空中浮遊する階段とは、その名の通り、まるで空中に浮かんでいるような階段のことです。
一般的な階段は、壁や柱に両サイドから固定または支えられて回台の形状を保っていますが、空中浮遊の階段は「片持ち階段」といって壁に面した部分だけで階段の踏み板を支えている階段です。
つまり、階段の各段が独立した構造体として設計されているのです。
踏板が透明なガラスの場合は、それこそ本当に空中浮遊しているように見える幻想的なデザインに仕上げられます。
変わったデザインを考えている方におすすめの階段です。
空中浮遊する階段の作り方
空中浮遊する階段を作るには、どのような工夫が必要なのでしょうか?
空中浮遊しているように見える「片持ち階段」は、いろいろな呼び名があり他には「はね出し階段」、「キャンチレバー階段」とも表現されます。
CR造(鉄筋コンクリート構造)などに、一端を固定させる片持ち梁を用いて鉄骨やコンクリート、木製などのステップを固定したものです。
空間を効率的に使えるため、一戸建ての玄関の庇(ひさし)など、階段以外にも好まれてよく用いられる技法です。
空中浮遊しているように見える階段は、見た目がおしゃれでスペースを節約できますが、注意点もあります。
例えば、
- 階段の強度は、壁と支柱の質に大きく依存します。
壁が薄かったり、支柱が曲がったりした場合は、階段崩壊の危険性が高まります。 - 階段の安全性は、ステップの幅や高さにも影響されます。
ステップが狭かったり、高かったりした場合は、転んだり落ちたりする可能性が高まります。 - 階段の美観は、壁とステップの色や素材にも左右されます。
壁とステップのコントラストが強すぎたり、弱すぎたりした場合は、階段が目立たなくなったり、浮いてしまったりします。
「片持ち階段」は強度を考慮しつつ、使用上の安全性も計算に入れて作る必要があります。
もしも、自分で作る場合は上記の点に十分な注意を払い、設計してくださいね。
空中浮遊する階段の効果とメリット
空中浮遊する階段を作ることで、どんな効果やメリットが得られるのでしょうか?
空中浮遊する階段は、見た目だけでなく、機能的にも優れています。
まず、空中浮遊する階段は、片面以外は壁や柱に固定されていないため、空間を広く使えます。
壁や柱が邪魔にならずに家具や装飾品を配置したり、自由に動き回ったりできます。
また、空中浮遊する階段は、光や風を通しやすくします。
壁や柱に遮られずに自然光や風通しがしやすくなります。
これによって、明るく快適な空間を作ることができます。
さらに、空中浮遊する階段は、美しく機能的なデザインです。
空中に浮かぶ階段は、階段の形や色、素材などを工夫することで、さまざまな表情や雰囲気を作ることができます。
まとめ
今回は、空中浮遊する階段についてご紹介しました。
空中浮遊する階段は、見た目におもしろく、機能的にも優れた階段です。
空間を広く使えたり、光や風を通しやすくしたり、美しく機能的なデザインを楽しめたりします。
もし、あなたも空中浮遊する階段に興味があるなら、街中の片持ち階段をぜひ見つけてみてください。
きっと驚きと感動を味わえるでしょう。