階段の用語「か行」

階段の用語「か行」 階段の用語
階段の用語

こんにちは、『階段輪舞』の福田です。
今回は、階段に関する用語の中で、「か行」にあたるものをご紹介したいと思います。
階段には様々な種類や形状がありますが、それぞれに特徴的な名称がついています。
その中でも、「か行」には、階段の構造やデザインに関わる重要な用語が多く含まれています。
では、さっそく「か行」の用語を見ていきましょう。

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階段室【カイダンシツ】

階段室とは、階段を扉で区切った空間のことを指します。
その他には、集合住宅などのを平面図で見た際に、共有スペースとして設けられている階段や踊り場といった上下を繋ぐスペースを階段室と呼びます。

階段幅【カイダンハバ】

階段幅とは、階段の一段分の水平方向の長さのことを指します。
階段幅は、階段の使用頻度や人数、荷物などに応じて決めますが、一般住宅では75cm以上が好まれています。

階段屋【カイダンヤ】

階段屋とは、「不動産屋」「ケーキ屋」と同じ意味でそれを専門に生業をたてている業者の総称です。
階段屋=階段メーカーとも言います。
代表的な階段屋には以下の会社があります。

  • AIネクスト株式会社
  • 株式会社ピラミッド
  • 株式会社横森製作所
  • セブン工業株式会社
  • 株式会社タハラ

外部階段【ガイブカイダン】

外部階段とは屋外階段を意味し、建物の外側に設置された階段のことを指します。
外部階段は、建物の入り口や非常口などに設けられることが多く、建物内部と外部を連絡する役割を果たします。
建築面積に外部階段は含まれますが、延べ床面積の場合には含まれません。

また、外部階段は、雨や雪などの天候や温度変化などにもさらされるため、耐久性や安全性にも配慮されるべきです。

笠木【カサギ】

笠木とは、階段の手すりの上端に設けられた平らな部材のことを指します。
階段にかかわらず、塀や腰壁、鳥居やパラペットでも用います。

笠木は、手すりを握りやすくするだけでなく、手すりと壁との間に空間を作る役割も果たします。
笠木は、一般的には木材や金属などで作られますが、場合によっては石やガラスなども使用されます。
笠木の形状や色は、階段のデザインや雰囲気に合わせて選ばれます。

仮設階段【カセツカイダン】

仮設階段とは、建築現場などで一時的に使用するために設置された階段のことを指します。
仮設階段は、工事中や工事後に建物内部へのアクセスを確保するために必要ですが、完成後に撤去されます。
仮設階段は、一般的には金属製で作られますが、場合によっては木製やプラスチック製なども使用されます。
仮設階段は、安全性や耐久性が重視されるため、デザインや美観はあまり考慮されません。

片持ち階段【カタモチカイダン】

片持ち階段とは、一方の側だけが壁や柱に支えられている階段のことです。
空中に浮いているように見えますが、片面の隠された構造体によって支えられています。
片持ち階段は、空間を広く見せる効果や、軽やかな印象を与える効果があります。
しかし、安定性や強度には注意が必要です。
片持ち階段を設置する場合は、専門家に相談することをおすすめします。

クランク【クランク】

クランクとは、運動方向を変える意味になり、階段では主に曲がり角や踊り場の説明で使われる単語です。
例えば、「かね折れ階段(L字タイプ)のクランクスペース(踊り場)が大きいと費用がかさむ」や「回り階段のクランク部分は狭くて踏板は三角形」などです。

また、L字階段のクランクは直角に曲がり、回り階段やU字階段は180度に曲がります。
クランクは、空間の利用効率を高めたり、視線を遮ったりする効果があります。

蹴上げ【ケアゲ】

蹴上げとは、階段の一段の高さのことです。
蹴上げが高すぎると、登り降り時の負担になりそして危険です。
蹴上げが低すぎると、段数を増やさなければいけないため費用がかさみます。
建築基準法では、蹴上げは23センチ以下と定められています。

罫書き【ケガキ】

罫書きとは、紙に図面を書くのと同様に使用する材料に穴あけ位置や切断位置などの目印をつけることです。

蹴込み板【ケコミイタ】

蹴込み板とは、階段の各段において、踏板と踏板の間にある垂直な板のことです。
役割としては、踏み込みすぎて足を滑りこませ躓きを防止することや、物を落とした時の落下防止、その他には階数が高くなった際の段差の隙間から見える高所への恐怖心の低減につながります。
蹴込み板は、必ずしも必要ではありませんが、設置する場合は強度の面から踏み板との隙間がないように注意することが必要です。

蹴込み【ケコミ】

蹴込みとは、階段の各段において、踏み板部分の垂直面を指します。
蹴込みは、一般的に220mmから300mm程度が適切です。

現寸【ゲンスン】

現寸とは、階段の実際の寸法のことで縮尺など一切ないサイズ感を指します。

子手すり【コテスリ】

子手すりとは、階段の手すり支柱と手すり支柱の間にある補助用または装飾の意味合いでいる支柱を指します。
手すりによっては、子手すりが細い棒状だったりガラス板だったりします。

子手すりは、小さな子供やペットなどの落下防止や、階段を登り降りするときに安全に掴まって支える効果があります。
子手すりは、必ずしも必要ではありませんが、設置する場合は、高さや位置などを適切に調整することが必要です。

まとめ

以上が、階段の用語の「か行」についてのご紹介でした。
階段には様々な用語がありますが、それぞれに意味や役割があります。
用語を知ることで、階段の魅力や可能性をより深く感じることができます。
この記事が皆さんの階段への興味や知識の向上にお役立ていただければ幸いです。
次回は、「さ行」についてご紹介します。お楽しみに!

この記事を書いた人
福田 達也

はじめまして、『階段輪舞』のサイト管理者の福田 達也と申します。
私は建築士として20年以上の経験を持ち、階段に関する専門知識や技術を学んできました。
階段は建物の中で重要な役割を果たすだけでなく、美しく機能的な空間を作り出すことができると思っています。
このサイトでは、階段に関する様々な情報や美しく機能的にするコツを分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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